sincrime’s diary

ビジネス 人生

出る杭

『出る杭は叩かれる』、一般的な格言だ。才能があっても手腕があっても、頭角を表すものは憎まれたり、邪魔されたりすることを、指す。己の精神力、助言者、助太刀するもの、替わりに処理してくくれるものなどたくさんの方々の協力があれば、乗り越えられる可能性が高くなる。ひとりの才覚でのし上がったものは歴史上聞いたことがない。
『出る杭はもっと出ろ』は出る杭に対しての励ましであるだけだ。諦めるなというメッセージだろう。諦めたら、出ない釘になる。
『出る杭を伸ばす組織』Harvard business review2017 nov. に興味深い記事が載っていた。建設的な不調和が大事だということだ。調和においてひとはまず1.社会的圧力に負けやすくなる。世の中の常識に囚われて新しいイノベーションは起こらない。2.現状が心地良くなる。人間心理のまずい部分だ。何も新しいことを考えなくなる。昨日と今日の連続が明日になる。結局、何も変わらない。3.情報を都合よく解釈する。予期しない情報や無視しがちになる、結果的に前向きな変化を見逃す。更に悪いことには予期しない情報や現実を危険なものと感じて敵対する。というわけで、『建設的な不調和』が重要となる。組織的とのように『出る杭を育てる』が大きな課題。
私の若者たちへの問題点は『出る杭にならない』ということだ。